日本建築学会設計競技 2022

今年の課題は「『他者』とともに生きる建築」

カテゴリ アイディアコンペ / 学生が参加できるコンペ
タイプ 国内, アイディア, 会員限定, 三段階審査
ジャンル Architecture, Urban
開催地 日本
登録締切日 2022年6月13日 GoogleCal iCal
提出締切日 2022年6月13日
応募資格 日本建築学会個人会員(準会員を含む)、または会員のみで構成するグループ

課題
「他者」に想いを巡らせ、「他者」と関わり合うことは、生きていく上でなくてはならないことである。もちろん私たちが属する地域や社会は、日々「他者」とともにあるが、「他者」を介して自らを知り、また自らが変わっていくことこそ、この関わり合いが齎す最大の価値である。では、このような「他者」とともに生きることは、果たして現代において実現できているだろうか。建築や都市は、それを後押しできているだろうか。
ところで「他者」は、もともと「自分以外の、ほかの者」(広辞苑)を指していたが、近年では自分以外の家族や自然、動植物など、自らがコントロールできない存在にも拡張して使われている。それは恐らく人間が、こうした存在をコントロール可能な対象と捉えて振る舞うか、もしくは排除してきた社会への問い直しの表れであろう。住宅は、「自己」のためにつくられ、公共施設は、「個」が「公」からのサービスを受ける場に成り下り、自然は、建築を彩る装飾に矮小化している状況に対し、家びらきやシェア、『動いている庭』(ジル・クレマン)など、様々な試みもすでに実践されているが、ここではさらにその先を考えてみたいと思う。
コントロールできない「他者」を受け入れ、そして自らも変わっていくような動的な状態を受け止める建築や都市は、いかなるものだろうか。自分にとっての「他者」を具体的に想定し、ともに生きるための建築、都市を考えてみてください。

審査委員長千葉学

全国審査員
千葉学(東京大学教授)
赤松佳珠子(法政大学教授)
蟻塚学(蟻塚学建築設計事務所代表取締役)
貝島桃代(スイス連邦工科大学チューリッヒ校教授)
高野洋平(MARU。architecture共同主宰)
前田圭介(広島工業大学教授)
柳沢究(京都大学准教授)


最優秀賞:2件以内 賞金合計100万円
優秀賞:数件 各10万円
佳作:数件 各5万円
ほか

登録料などの費用
なし

タイムテーブル
全国公開二次審査会:2022年9月13日

主催
日本建築学会

公式ウェブサイト